孤独な女性は太りやすい!?
皆さん、こんにちは~!
独身の女性にとっては、凹むような論文が報告されました。
まったく、ディスってる訳でも、イヤミでもありませんよ(汗)
科学的根拠に根拠に基づいた発表です!!
最近、女性ネタが続いていたので、引き続きいってみよ~と思います。
孤独な女性は太りやすい!?
食医学にとって、食事の内容はさることながら、どのような気分、気持ちで食事を摂っているかというのは、とても重要な因子となります。
「辛い、さみしい、むかつく、、、」こんなマイナスな気持ちでご飯を食べているよりも、「楽しい、美味しい、嬉しい~♫」という幸せな気持ちで食事をしている方が、当然、健康にも良いとされています。
今回ご紹介する論文は、ひとりでご飯を食べることが、女性にどのような影響を与えるかを調べた研究です。
42人の女性において、食前、食後2時間、食後7時間のグレリン(食欲ホルモン)の値を測定しました。この試験に際して、アルコールや薬剤を中止してもらう徹底ぶりです。孤独感については、8点満点のニューヨーク大学孤独感スケールを用いた回答から層別化したようです。
最初から孤独な人とそうでない人を分類したわけではなさそうです(笑)。
グレリン(食欲ホルモン)とは!?
グレリン(ghrelin)は、胃から産生される下垂体に働き成長ホルモンの分泌を促進させるホルモンです。また、視床下部に働いて食欲を増進させる働きを持っています。
グレリンは絶食により血中濃度が上昇し、摂食により血中濃度は低下する。肥満者では血中濃度は低値を示し、やせ状態では血中濃度は高値を示す。
また、グレリン投与により、体重増加、脂肪組織の増大がみられることから、脂肪細胞が産生する抗肥満ホルモンであるレプチンに拮抗するホルモンであると考えられている。
その結果、孤独感を感じる女性ほどグレリン値は高く、食事を摂取してもグレリン値が高く、空腹感を感じることが分かりました。
つまり、孤独な状態でご飯を食べると、満腹感がもたらされずついつい食べ過ぎになり、結果的に必要以上のカロリーを摂取してしまうという訳です。
恐ろしい結果ですね・・・。
孤独感が空腹を招くとは・・・!?
図:比較的痩せた女性における食後グレリン値 (文献より引用)
ただ、今回の研究は比較的痩せている女性を対象としているようです。最初から肥満の女性では有意差は出なかったそうです。
まとめ
グレリンは食欲促進作用を示し、私たちにとっては味方につけたくないホルモンです。このグレリンは孤独の状態で高値を示します。よって孤独な状況下では食事を摂取してもグレリン値が高値を維持し続け、結果過食となるという事です。
この研究結果は、『孤独な女性』と銘打っていますが、『独身=孤独』とは限りません!シングルの女性でも、仕事やプライベートなどの日々が充実していたり、友人や知人に囲まれ楽しく食事をしている女性も多いと思います。
『つながり孤独』という言葉が意味するように、「SNSで友だちの暮らしを見て劣等感を抱く」「SNSでのつながりの薄さに孤独を感じる」というように、人は疎外感を感じると孤独と感じるのだと思います。
やはり、生身の人との交流が大切なのだと思います。
そんな私は最近、交流の場としてボードゲームを始めました!しかも、速攻でハマりました(笑)!! 人狼ゲーム、カタン、宝石のきらめき、花火・・・ご存知ですか?
友達や家族とゲームするのはもちろん、初めて知り合った人ともゲームを通じて交流しています。知的好奇心を刺激されて、とても楽しいです。
皆さんもボードゲーム、始めてみませんか??
またの機会に、このボードゲームについてお話ししようかと思っています(^^)
それでは、皆さん!!
独りの食事よりは、友達、家族、知人と楽しくご飯を食べましょうね~!!