「糖尿病だけど、ダイエット中だけど、、、ファストフードが食べたい!」そんな方、必見です!!
皆さん、こんにちは~!
このブログを読んでいる方だったら、特に気になっているであろうこと、、、
それは、健康で暮らしたい! 病気を治したい! 痩せたい! 太りたくない!
長生きしたーーーい!!
私もそうです、、、痩せたい。。。出来る事なら健康で長生きしたい。
そう思って、普段からファストフードやラーメンは控えたり、野菜中心の生活にしたり、、、でも、だんだんとストレスが溜まるんですよね~。
時々、「あーーー、マックのフライドポテト食べたい!」とか、「激辛ラーメン食べたい!」なんて衝動が沸き起こります。
きっと、糖尿病や心血管疾患、腎臓疾患などの病気を患っていらっしゃる方々は、私よりもそのストレスや食事の誘惑と戦っているはずです。
そう、、、時には羽目を外して好きなものを食べたい!!
でも、食べ過ぎるとヘモグロビンA1cやコレステロール、中性脂肪の値が高くなって先生に食生活を責められる…。
自分の人生、好きなものを食べて好きなように暮らしたい~。と思ってはいるものの、とほほ・・・です。
今回、マイケルゆみこはそんな方々の救世主になろうと思います。これを読んだら、
私のことを “女神” とは呼ばずにいられなくなるでしょう。
ファストフードのみを、毎日、3食、30日間食べ続けた男の実話
アメリカ在住のモーガン・スパーロックという男性が、30日間のとてつもない実験にチャレンジしました。これは、『スーパー・サイズ・ミー』という映画で、2004年にアメリカ公開されたドキュメンタリー映画です。
モーガンが挑んだ実験は、
- 水を含めた全ての食品をマクドナルドで済ます。
- 1日3食必ず食べる。
- メニューは一通り1回は食べる。
- スーパーサイズを店員から進められた場合は断らない。
- 1日の歩数をアメリカ国民の平均値である5000歩以下にする。
こんなルールを作って実験に挑みました。結果、、、気になりますよね。
5日目。専門家の診断の結果、1日に約5000キロカロリー(※成人男性の1日の摂取カロリーの目安は1800〜2200キロカロリー)を摂取していることが判明。
サプリメントでの栄養補給も進められるが、マクドナルドに売っていないとモーガンは断ります。
12日目の検査では体重が7.7kgも増えており、短期間での急激な増加に専門家も「危なくなってきた、心配だよ」と声をかけます。
17日目。モーガンの妻が夫のモーガンが最近、疲れやすくなった。
18日目。目の後ろがズキズキと痛む、無気力であり、常にだるさを感じるとモーガンは訴えます。
専門家による検査の結果、糖の取りすぎによるものであると診断されます。またモーガンの肝臓は「パテのようになっている」と専門家が言うほどの脂肪肝になっていました。
これは過剰飲酒が大概の原因であり、食事のみでの例は初めてだと専門家は言います。
最終日。モーガンはマクドナルドのケーキで盛大に実験の終わりを祝います。
モーガンは「もう食べなくていいんだ」と安堵の言葉をこぼします。
そして最終検査の結果。
・体重は11kg増加し脂肪肝。
・コレステロールは65ポイント上昇。
・体脂肪率は7%上昇。
・心臓病のリスクは2倍。
・心不全のリスクも2倍。
・気分は冴えず疲労感。
・情緒不安定。などといった実験結果が記録されました。
その後、モーガンは肝機能を8週間かけて回復。
増加した11kgの減量に14ヶ月かかりました。
サンダンス映画祭でこの作品が公開されてから6週間後、マクドナルドがスーパーサイズの中止を発表。
しかし、この映画『『スーパー・サイズ・ミー』とは何の因果関係もないと公表しました。
ファストフードのみを30日間食べ続けたら、やっぱり身体に悪い
体調だけでなく精神的にも病んでしまったようです。このメンタルの落ち込みはミネラル不足と関係しているそうです。
こんな結果を見聞きしたら、ファストフードってやっぱ健康に悪いじゃん!!って、思いますよね??
でもこれは、
マクドナルドのメーニューのみを、毎日、3食、30日間、運動もろくにしないで、食べ続けた場合の結果。
マクドナルドのメニューをカロリー制限(2000kcal以内)したらどうなるか?
じゃあ、マクドナルドのメニューをバランスよく組み合わせて、カロリーを制限しながら、運動もして、3か月間食べ続けたらどうなるか?っていう、またもや身体を張った実験を行ったのが、アメリカのアイオワ州で化学教師をしているジョン・シスカさん
この実験のルールは、
-
1日の総カロリーが2000kcalになるようメニューを組む
-
1日3食をマクドナルドのメニューにする
- 食品医薬品局の栄養取得目標をもとに、マクドナルドにある何種類ものメニューを組み合わせてバランス良く摂取。
- 毎日、45分間のウォーキングを習慣にする
高カロリーのハンバーガーやポテト、マックナゲットを食べていない。というわけではなく、1日の総カロリーが2000kcalになるように設定すれば、昼はサラダのみ、夜はチーズハンバーガにフライドポテトといった具合に食べていました。
この結果、、、気になりますよね~!!実験の3か月後には、
- 体重が17キロ減少
- コレステロール値は249→170に低下
- LDL値は173→113に低下
【写真:右 実験前、左 実験3か月後】
John Cisna of Ankeny -- who is also a science teacher in the Colo-Nesco School District -- put together his own amateur documentary looking at the fast-food giant.
なんと、実験前よりスリムになった。という、驚愕の結果に!!!!!
マックを3か月間食べ続けたら痩せた!?
この結果は、「ファストフードを毎日食べてもOK!」「好きなものを何でも食べてOK!」と推奨しているわけではなく、毎日何を食べて、どんな栄養素を摂取して、カロリーコントロールをしているかが大切ということ。
消費カロリーよりも摂取カロリーが多いと太るのは当然であって、消費カロリーが摂取カロリーを上回っていれば、外食したって体重は減るのです。
この両者の実験結果から得た教訓として、
- 摂取カロリーをコントロールする。
- 適度の運動(激しい運動でなくてもウォーキングでOK)
- 栄養のバランスを考えながら食材を選ぶ
つまり、ファストフードが悪者ではないって事ですね。今は飽食の時代で食べたいときに食べたいものが食べられる。お腹が空いてなくてもお菓子やジュースを口にすることありますよね?私たちは選択することが出来ます。だから、ハンバーガーを食べたら、夜は野菜中心で炭水化物はとらない。というように栄養素や摂取カロリーを選択していけばいいのです。
ハンバーガーが食べたくなった時の一日の過ごし方
- ファストフードは、なるべく3食のうち1食にしよう。
➡3食のうち2食をファストフードにしたら、カロリーコントロールが難しいから、夜はサラダのみになってしまう可能性大。 - お昼ご飯をファストフードにしたら、朝と夕の食事は野菜中心で糖質や脂質は抑えよう。
➡朝と夕は、パンや白米、麺類は控えて、サラダやスープで野菜を摂る。 - ファストフード店までの道のりは歩きましょう。
➡これでウォーキングしたことになる
病院に行くと、「アレを食べるな!コレを食べるな!」「もっと運動しなさい!」と言われて、精神をすり減らしてストレスを抱えている患者さんも多いと思います。
人間は規制されると反発してドカ食いしたり、ストレスで病院に通うのがおっくうになってしまいます。
一方で、患者さんの体調やご病気のことを考えると「嫌われても厳しいことを言わなきゃいけない…」と思うのが医者心です。
。大好きなラーメンやハンバーガーを食べるのが “ダメ” な訳ではなく、ファストフードを日常的に食べ続けるのが問題なのです。摂取カロリーや栄養素をバランスよく上手にコントロールすれば、ちょっとくらいさぼってもいいですよ~。
お母さん必読! スマホやテレビを見れば見るほど、子供は過食傾向になる!?
スマホやテレビの視聴時間やスクリーンタイムが長いほど、過食症になりやすい!
研究対象
- 研究対象は、9~10歳の小児1万1,025人。
- 研究参加登録時に、子ども自身に、ソーシャルネットワーク(SNS)の利用、テキストメッセージでの情報交換、およびテレビ視聴や動画のストリーミング再生など、6種類のメディアのスクリーンタイムを質問。
- また、親から聴取した子どもの摂食行動に関する情報を基に、過食症に該当するか否かを判断した。
研究結果
- 過食症の有病率は、ベースライン時の0.7%から1年間の追跡で1.1%に上昇していた。
- 性別、人種/民族、世帯収入、親の教育歴、BMI、およびベースライン時の過食症の有無などの因子で調整後、1日当たりの合計スクリーンタイムが1時間多いごとに、過食症のリスクが11%高くなることが分かった。
- 利用メディア別に見ると、ソーシャルネットワーク(aOR1.62、同1.18~2.22)、テキストメッセージ(aOR1.40、同1.08~1.82)、テレビや動画のストリーミング(aOR1.39、同1.14~1.69)が、過食症リスクと有意に関連していた。
過食症になる原因は、“ながら食べ”と広告やCMの影響!?
スマホやテレビの視聴やスクリーンタイム時間と過食症の関連の背景について、研究責任者であるNagata氏は、「子どもたちは、スクリーンを見つめたり画面を操作したりしながら、食べ物を口に運び過ぎているのかもしれない。あるいは、テレビなどのメディアに登場する食品の広告の影響を受けているのかもしれない」と推測している。
もっとも、今回の研究は、テレビの視聴やソーシャルメディアの利用が過食症を引き起こすという因果関係を示したものではりません。
しかしNagata氏は、「テレビなどに熱中し過ぎるあまり気分のコントロールができなくなって、その結果、過食行動につながる可能性がある」と、カリフォルニア大学発行のニュースリリースの中で述べています。
過食症の人は特徴は、摂食行動をコントロールできなくて、短時間で大量の食べ物を口にしてしまう。そして、食べた後に罪悪感を抱くことが多い。この過食症は糖尿病や心臓病のリスクにもつながり、時には生命を脅かすことさえあるのです。
特に、この新型コロナ感染症のパンデミックによる自粛規制が続く中、家にいる時間が増えたのは確かです。屋外での活動に制限がかかっている今、SNSやYouTube、テレビを見る時間に影響を与えている可能性はあります。
スマホを使えば使うほど、学力が低下する!?
またある報告では、スマホを使えば使うほど、学力が低下するという報告があります。
下のグラフは、横軸に平日のスマホの使用時間を6群に分類し、その各々の群において家庭学習時間を3つに分類しています。縦軸は数学の平均点をプロットしています。
まず最初に分かることは、家庭での学習時間が長いほど成績が良いということです。2時間以上家庭で勉強をする生徒の成績は、他の2群と比べて、明らかに優れています。
次いでわかるのは、自宅で勉強をしようが、するまいが、携帯・スマホを使う時間が長い生徒たちの成績が悪いということが分かります。グラフでも右にいくほど、すなわち使用時間が長いほど、成績が低くなっています。
さらに細かく読み取っていくと、たとえ家で2時間以上勉強したとしても、携帯・スマホを3時間以上使ってしまうと、ほとんど家で勉強をしないけれども携帯・スマホを使わない生徒たちの方が、成績が良くなってしまうという事実。
2時間以上も勉強をしたのに、スマホを長時間使用するだけでをその努力が全部無駄になってしまっているかのようです。
スマホを持たせる目的は・・・?
スマホなどのスクリーンタイムが若者たちの健康や幸せにどのように影響するかについては、さらなる研究が必要そうです。
しかし、スマホは現代社会において欠くことのできないツール。お子様の位置状況の確認したり、地震や台風など、いつ起こるか分からない災害時の連絡手段にもなります。
どんな目的でスマホをお子様に持たせるか‥‥。今一度、考えたほうが良いのかもしれませんね。
大腸がんの予防には〇〇を変えることが超効果的!!
皆さん、こんにちは!
今回は、日本人で増加傾向にある「大腸がん」についてお話していこうと思います。
現在、日本では大腸がんの死亡率は肺がんに次いで2位、罹患率は胃がんに次いで2番目に高く、特に女性ではがん死亡率のトップになっています。また、日本の高齢化率は25%を超え世界で最も高いのですが、同様に高齢化率が20%超であるドイツ、イタリア、フランスなどでは、がんの死亡率は増えていないのです。なので、「日本人は高齢化が進んでいるから“がん”も増えている…」という理屈は通用しないのです。
そして、本来、大腸がんは数あるがんの中でも最も管理しやすいものの1つであるのに、日本では死亡率を減少させることができていないのです。
もともと大腸がんの死亡数が多かった米国は、国家的な対策により大腸がんの死亡数を減少させることに成功しています。一方で日本は、増加の一途をたどっています。後で触れますが、日本の検査技術や治療技術は国際的にレベルが低くはありません。それゆえに、特に消化管の治療を専門とする日本の医師たちの多くは、「大腸がんで命を落とすのはもったいない」「大腸がんで命を落としてほしくない」と、日々感じているそうです。
大腸がんが増えているのは、食生活の欧米化が原因と考えられています。また、近年の研究により、肥満とアルコールのとり過ぎが、大腸がんを引き起こしやすい原因であることが明らかになってきました。ほかにも、運動不足や喫煙なども大腸がんの発症に関わっている可能性が高いとされています。また、高齢になると発症しやすく、遺伝性の場合もあります。
そうなのです!!大腸がんは生活習慣に気を配れば防げる病気なのです。
食事が大腸がんの発症リスクに影響を及ぼすことが確認された!!
研究とメタ解析のアンブレラレビュー(複数のメタ分析やシステマティック・レビューのデータを統合的に分析して、その結果をまとめたもの)により、「食物繊維、食物性カルシウム、ヨーグルトの摂取量の増加、また飲酒量や赤身肉摂取量の減少が、大腸がんリスクの低下に関連するという説得力ある科学的根拠」が示されたのです。
ただし、大腸がんと乳製品、全粒穀物、加工肉、具体的食習慣など、ほかの食事との関連性に言及するには、さらなる研究が必要であると著者らは結論しています。
巷では、食物繊維やヨーグルトなど乳酸菌や発酵食品をたくさん摂取すると大腸がん予防につながるよ~。なんて言われていましたが、この推論が科学的に裏付けられた。と考える事が出来ますね。
それでは、「食事習慣と大腸がんのアンブレラレビュー」について、簡単にお伝えしますね。
Confirmed: Diet Influences Colorectal Cancer Risk(食事が大腸がんリスクに影響する)
45件のメタ解析のレビューから関連を探る
- 45件のメタ解析のアンブレラレビューにより、109の関連が見出されました。全体として、109の関連のうち35(32.1%)が統計学的に有意であり、変量効果メタ解析モデルに基づき判定されたと研究者らは説明している。
- 赤身肉摂取量が多い場合(少ない場合と比較)、またアルコール摂取量が多い場合(1日4杯以上の飲酒と定義し、非飲酒か機会飲酒と比較)において、大腸がんリスクが高まることを示す説得力のあるエビデンスが見いだされた。
- さらに、3つの逆相関、すなわち食物繊維、カルシウム、ヨーグルトの総摂取量の増加(vs.減少)が大腸がんリスクの低下(vs.増大)に関連することを示す有力なエビデンスも見つかった。
今回のレビューの研究者たちは、「食事と大腸がん発生率との高い関連を示すもう1つの科学的根拠があった」とも語っています。
- 乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルトなど)の総摂取量が多いと、摂取量が少ない場合と比べリスクが大幅に減少した。
- 中程度の飲酒(1日1~3杯、4杯以下)は、非飲酒または機会飲酒と比べ発生率の増加と関連していた。
レビューにより、地中海式食事、健康的食事、ペスコベジタリアンまたはセミベジタリアン食事、また全粒穀物、非発酵乳、補給カルシウムの摂取の順守など、いくつかの生活習慣行動がリスク低下に関連することが示唆されました。
やはり巷で言われているように、欧米型に代表される赤身肉や加工肉の摂取が大腸がんリスクの増加と関連していたと示唆される結果でした。
米国がん研究協会が進める予防食事ガイドライン
従来の米国がん研究協会(AICR)のこがん予防食事ガイドラインでも、本レビューと同じようなことを推奨しています。AICRの報告は下記の通りです。
- 全粒穀物、食物繊維含有食品、乳製品、および補給カルシウムが大腸がんのリスクを低下させるという強力なエビデンスを明らかにした。
- 具体的には、1日あたり90g、毎食時に全粒穀物を食べると大腸がんのリスクが17%減少するということだ」。
- さらに、赤身肉や加工肉の大量摂取、過度の飲酒、および過体重は、大腸がんのリスクを高めるという強力なエビデンスも示している。
まとめ
これまでの多くの研究が、食事と大腸がんリスクとの関連を示唆していました。最近のある研究では、全てのがんのうち、大腸がんが食事関連症例の割合が最も高い(38.3%)ことが示されています。次に多いのは、口腔、咽頭、喉頭がんで、症例の約26%が食事に関連し、子宮内膜がん、閉経後乳がん、そして腎臓、胃、肝臓、膵臓、食道がんがそれに続く。
従来から、過体重や喫煙、運動不足を含むほかの生活習慣因子も、がんのリスクに影響を及ぼすことは証明されていましたが、本レビューは、食事のみに焦点を合わせ、「食事が大腸がん発症リスクに影響する」という、非常に説得力のある科学的根拠を説明したわけですね。
考えてみれば、「野菜をいっぱい摂りましょう!」「お肉より魚中心の食事にしましょう!」って、病院や栄養士さんから食事指導を受けますよね。
まぁ、最近では糖質制限食の知名度増大によって、いわゆる低糖質と分類される赤身肉や加工肉の摂取を勧めて、炭水化物を含む根菜類(根菜類は糖質も含むが食物繊維も多量に含んでいる)や全粒粉の摂取は控えるように…。」という指導を受けているかたもいらっしゃると思いますが。
要は、自分の身体をどうしたいか?身体にどうなってほしいか?です。
境界型糖尿病や糖尿病の方は多量の炭水化物摂取は控えたほうが良いですし、大腸がん発症リスクを減らしたいなら赤身肉の多量摂取は控えたほうがよいですし。
大切なのは、やはりバランスですね~。
食事だけではなく、人間の精神もバランスが必要だ。。。
参照
Medscape Medical News © 2021
Medscapeオリジナル記事はこちら
https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2776517
顔のたるみの原因は、実は〇〇の減少だった!!
皆さん、こんにちは!
最近、やたらとテレビのコマーシャル(CM)で美容整形手術(プチ整形とも言うのか??)を見かける事が多いな~。と思いながら、顔のたるみが、痛い手術しなくても取れたら、、、なんて、意味のない妄想をしていたマイケルですが。
あったんです!!
老け顔の原因!
皮膚のたるみの原因にフォーカスをあてた論文が!!!
老け顔の原因は、皮膚のたるみだけが原因ではない。
「老け顔の原因は、皮膚のたるみが原因であるだけではなく、顔の脂肪の減少も関係している」と「Plastic and Reconstructive Surgery」2月号に掲載された論文で明らかにしました。
従来、顔の老化の原因はたるみであると考えられてきました。たるみとは、加齢に伴い、顔面軟部組織が重力に負けて下がってくる状態のことをいいます。また、顔の中央部で皮膚や脂肪を支えている靭帯(じんたい)の劣化により軟部組織の下垂(かすい)が起こるという説もあります。しかし、最近の研究では、顔の老化の真の原因は、皮膚表面近くにある脂肪(皮下脂肪)と深部にある脂肪の喪失であることが指摘されているのです。
研究方法
- 対象者は30〜65歳の男女19人(女性14人、男性5人)。
- 顔面中央部の皮下脂肪量と深部の脂肪量、およびバッカルファット(頬の内側の深部にある脂肪)の量を、10年以上の期間をあけてCTスキャンで2回撮影して調べた。
- 参加者の平均年齢は、1回目のスキャン時点で45.9歳、2回目のスキャン時で57.3歳だった。
研究結果
- 顔面中央部の平均脂肪総量は、1回目のCTスキャン時は46.47cc、2回目のCTスキャン時は40.81ccであり、1回目から2回目の検査の間に平均で12.1%(5.66cc)減少したことが明らかになった。
- 脂肪量の減少の程度は部位により異なっており、皮下脂肪量は平均11.3%の減少であったのに対して、深部の脂肪量では平均18.4%、バッカルファットでは平均7%の減少であった。
バッカルファットとは、口横の膨らんで見える、年齢により前方へ突出してくるタイプの脂肪のことを言います。一般的に加齢とともに体の脂肪は下方へと下垂してくるものです。例えばお尻やバストが垂れてくるのをイメージするとその変化がわかりやすいと思います。しかしバッカルファットは、目の下の眼窩脂肪の突出と同じく、下ではなく前方へ移動する、加齢で変化するタイプの脂肪です。
この研究により得られた知見は、「顔のたるみ=脂肪減少」説を裏付けるエビデンスである可能性があります。
法令線が深くなる原因は、顔面深部の脂肪量が減少することで、その上を覆う脂肪を支えることができなくなることが原因です。
脂肪が減少すると、① 頬がこけてくる、②あごの周りたるみ、③目の周りのくぼみなどの老化現象が起きます。
この研究を指揮したMorgan氏は、
「顔面上部はもともと脂肪が少ないため、脂肪の減少がより目立つ。それに対して、バッカルファットは減少量が比較的少ない。このため、顔面中央分の他の部分が変化すると、頬のあたりが張っているように見える」と説明しています。
そういえば、むっちりしている男女の方が、頬がぷっくりしていて健康的で若々しく見えますよね。
“痩せたい、痩せたい!”と、日ごろから呪文のように唱えているマイケルですが、顔がたるむのは絶対回避したいですね。お腹と太ももはスルッと、頬っぺはふっくら・・・が理想なのですが、現実はきびしーーー。
[2021年2月1日/HealthDayNews]Copyright (c) 2021 HealthDay. All rights reserved.
美しくなりたい女性必見!! 科学的根拠のある、美肌効果サプリメントが判明した!
皆さん、こんにちは。健康と美の伝道師、マイケルゆみこです!
今回お届けするブログは、女性の方必見!!!
美肌を手に入れるための食事について、しかも科学的根拠を元にしてお話していこうと思っております。
皆さん、カロテノイドの一種であるルテインとゼアキサンチンという栄養素、耳にしたことないですか?
実はこの、ルテインとゼアキサンチンが美肌にとって欠かせない栄養素なんです!
ルテイン
ルテインとは、食物に多く含まれる黄斑色素を構成するカロテノイドで、ブロッコリーやホウレン草などの緑黄色野菜に多く含まれる成分です。ルテインおよびゼアキサンチンというカロチノイド系ファイトケミカル(植物由来の抗酸化栄養素)は、目の網膜を保護し、老化に伴う目の病気を防ぐ成分である。という事は医学界でも周知されています。網膜の病気である黄斑変性症を防ぎ、白内障にも効果があると言われています。
黄色色素は網膜に有害な青色光を吸収し、活性酸素を除去すること(抗酸化作用)で網膜の細胞を守っています。
ルテインやゼアキサンチンは加齢や喫煙、紫外線を浴びることにより減少しますが、体内で作ることができず、食事からの摂取が必要です。しかし食事だけで充分な量を毎
日摂取するのは大変ということでサプリメントで補う必要があります。
ゼアキサンチン
ゼアキサンチンとはカロテノイドの一種で、橙色から黄色を示す脂溶性の色素成分です。ゼアキサンチンは、パプリカやう連想 などの緑黄色野菜や、とうもろこし、パパイヤ、乾燥したピル里奈 などに豊富に含まれています。
ゼアキサンチンは人間の体内において、目の黄斑部や水晶体などにルテインとともに存在しており、600種類以上存在するカロテノイドの内、網膜の黄斑部に存在しているカロテノイドは、ゼアキサンチンとルテインだけだといわれています。
またゼアキサンチンは、強力な抗酸化作用を持つ成分であり、人間の体内においてはルテインとともに黄斑部に存在することで、目の健康維持に深く関与しています。
黄斑部とは、網膜の中心部であり、直径2mm、厚さ0.2mmほどの非常に小さな部位です。
目をカメラで例えると、黄斑部はフィルムの役割を担っている部分であり、外界から入射してきた光が角膜と水晶体を通して屈折した後、像を結ぶ場所となっています。
黄斑部は眼球で最も光が集まる部分であり、視力を支えている非常に重要な部位です。
ゼアキサンチンの持つ抗酸化作用は、黄斑部を光のダメージから守る働きがあります。
光には、紫外線を含む日光や蛍光灯、パソコン、テレビなどから発せられる青色の光(ブルーライト)があり、それらは活性酸素[※3]を発生させる一因となります。
特に青色の光(ブルーライト)は、光の波長が短く、力の強い光であるといわれており、目に与えるダメージも強大であるため、光の集まりやすい黄斑部は、活性酸素が増加しやすい部分であるといえます。
このように、ルテインやゼアキサンチンを構成するカロテノイドは、パソコンなどから発せられる高エネルギーの青色の光(ブルーライト)をカットし、皮膚を保護する作用を有すしています。また、メラニンの生成を阻止し、サイトカインを減少させ、抗酸化物質を増加させる可能性もあると言われています。
今回は、ルテインとゼアキサンチンを含有するサプリメントの投与によって美白効果を調査した研究についてご紹介していきますね(Clinical, Cosmetic and Investigational Dermatology誌9月号の掲載の報告。
ルテインとゼアキサンチンの摂取で美白になる~!!
研究内容
- 対象者:50人の軽度~中程度の乾燥肌を有する健康成人(男女ともに年齢は18~45歳)が集められ、そのうちの46人が試験完了に至った。
- 被験者には、ルテイン10mgおよびゼアキサンチン2mgを含有する経口サプリメント、もしくはプラセボのいずれかを12週間連日投与した(無作為化二重盲検プラセボ対照試験)。
- 被験者の皮膚タイプは、フィッツパトリック(Fitzpatrick)スケール(スキンタイプII-IV)に基づき分類した。
- 最小紅斑量と美白度は、色彩色差計(Chromameter)を用いて計測した。皮膚の色や色素沈着の程度はIndividual Typological Angle(ITA)を用いて算出した。また、被験者による自己評価アンケートも行った。
研究結果
- 全体的な肌トーンは、プラセボ群と比較して、サプリメント投与群において有意に改善し(p<0.0237)、肌の美白も有意な上昇を示した。
- 平均最小紅斑量は12週後、サプリメント投与群において増加が認められた。
- サプリメント投与群ではITAが有意に増加した。
以上の結果から、ルテインとゼアキサンチンを含有するサプリメントの摂取により美白効果が認められ、皮膚状態を改善することが示されたのです!!
まとめ
な、、、なんと!
私は、”サプリメントの美肌効果なんて眉唾もんだ~。”と疑っていたのですが、どうやら科学的な実証をもとに『ルテインとゼアキサンチンで美肌になる』可能性が示唆されたようです。
ネット通販をのぞいてみても、ルテインやゼアキサンチンのサプリが多く取り扱われてるみたいです。
女性の美に対する願望は貪欲です!ガラスの天井どころか鉄壁の天井すらないのです。
【注意事項】
通常の食材に由来する成分であり、特に問題となる健康被害や副作用の報告や、過剰症なども知られておりません。なお、高脂血症の薬や抗肥満薬の中には、ルテインやゼアキサンチンの吸収効率を低下させるものがあります。したがって、サプリメントは、これらの医薬品やサプリメントと一緒に摂るのではなく、30分から1時間ほどあけて摂取するとよいとされています。
なお、ルテインやゼアキサンチンのサプリメントが、医薬品の吸収や効能を阻害することはありません。
原著論文はコチラ↓↓↓
http://Juturu V, et al. Clin Cosmet Investig Dermatol. 2016; 9: 325-332.
参考
ケアネット
適度な運動が死亡リスクを低下させる!~でも、適度な運動って??~
みなさん、こんにちは!
「運動したほうがいいよ!」「筋トレした方がいいよ!」と頻繁に聞きますが、
ダイエット以外にどんな効果があるの?
って、思った事ありませんか?
この疑問を解決してくれる論文を見つけましたので、今回ご報告しますね。
その内容は、有酸素運動や筋トレをすると死亡リスクが低下するという、大きなメッセージを含んでいます。
米国では、「米国人の身体活動ガイドライン2018年版(2018 Physical Activity Guidelines for Americans)」で推奨されている水準で、余暇に有酸素運動や筋力強化運動を行っている成人は、これを順守していない集団に比べ、全死因および原因別の死亡リスクが大幅に低いことが、中国・山東大学のMin Zhao氏らの調査で明らかとなったのです(BMJ誌2020年7月1日号)。
本研究の開始前に、身体活動ガイドラインの推奨を達成することと、全死因死亡や心血管疾患、がんとの関連を評価した研究は4件のみで、その結果は一致していなかった。また、身体活動ガイドラインと他の原因別の死亡(アルツハイマー病や糖尿病などによる死亡)との関連を検討した研究はそれまでなかったそうです。
推奨順守で4群に分け、全死因と原因別の死亡を評価
研究グループは、米国の成人を代表するサンプルを用いて、米国人の身体活動ガイドラインの2018年版で推奨されている身体活動と、全死因死亡および原因別死亡の関連を評価する目的で、地域住民ベースのコホート研究を行った(責任著者は山東大学から研究支援を受けた)。
国民健康聞き取り調査(National Health Interview Survey)の1997~2014年のデータと、国民死亡記録(National Death Index)の2015年12月31日までのデータを関連付けた。成人(年齢18歳以上)47万9,856人が解析に含まれた。
調査参加者の自己申告に基づき、1週間の余暇時間のうち有酸素運動および筋力強化運動に費やした時間を集計し、身体活動ガイドラインに従って、4つの群(運動不足、有酸素運動のみ、筋力強化運動のみ、有酸素運動+筋力強化運動)に分類した。
主要アウトカムは、国民死亡記録から得た全死因死亡と原因別死亡とした。原因別死亡には、8つの疾患(心血管疾患、がん、慢性下気道疾患、事故/負傷、アルツハイマー病、糖尿病、インフルエンザ/肺炎、腎炎/ネフローゼ症候群/ネフローゼ)が含まれた。
有酸素+筋力強化運動で、死亡リスク40%減
に分類された。
ガイドライン2018年版の推奨を完全に満たした成人の割合は、男女とも年齢が上がるに従って低下した。ベースラインの背景因子のすべてで、4つの群に有意な差が認められた。ガイドラインの推奨を満たさなかった運動不足群に比べ、これを満たした3群の参加者は、年齢が若く、男性や白人、未婚者、非喫煙者、少量~中等量の飲酒者が多く、学歴が高く、正常体重者が多く、慢性疾患を有する者が少なかった。
研究結果を簡単にまとめると、、、
- 追跡期間中に、5万9,819人が死亡。このうち、1万3,509人が心血管疾患、1万4,375人ががん、3,188人が慢性下気道疾患、2,477人が事故/負傷、1,470人がアルツハイマー病、1,803人が糖尿病、1,135人がインフルエンザ/肺炎、1,129人が腎炎/ネフローゼ症候群/ネフローゼで死亡した。
- 全死因死亡のリスクは、ガイドラインの推奨を満たさなかった運動不足群と比較して、筋力強化運動群が11%、有酸素運動群が29%低く、有酸素運動+筋力強化運動群では、さらに大きな生存に関する利益が認められ、リスクは40%減少していた。
以上の研究結果から、米国のガイドラインで推奨されている身体活動の水準を遵守すれば、慢性的な病気を予防し長生きできるという根拠が示されたのです。
では、一体どんな身体活動が、私たちの健康に有益性をもたらし生存上の利益を導いてくれるのでしょうか?
成人にとって理想的な運動量と運動強度
ここで重要なのは、楽なウォーキングでなく速足ウォーキングが有酸素運動には効果的であるという内容。
また、息を荒くして行うような辛いランニングは推奨されていません。
健康上有益なランニングは、おしゃべりしながら楽しく走れる程度なら問題ないと思います。
- 自重トレーニングや腕立て伏せなどを週に2日間以上の筋力活動も必要です。
自重トレーニングについては、下記のブログをご参照下さい。
長時間座っているのは要注意!!
一番見直して頂きたい生活習慣は、“長時間座らないこと”です。椅子に座っている時間が長い人ほど、高血圧のリスク、全死因死亡のリスクが高いと分かっています。
電車に乗ったら椅子に座るより立っていることを意識したり、自宅にいる間の座っている時間を少しでも短くすることを心掛けるのはどうでしょうか?
あらゆる身体活動が多くの健康上の利益をもたらすことは、科学的に実証されているのです。適度な身体活動は、不安を低減させたり、高血圧を要望してくれます。また、睡眠の質を高め、インスリン感受性を改善するので糖尿病を予防する事も可能です。
- 若者の場合、身体活動は認知力の上昇、骨粗しょう症の予防、新機能の改善に役立ちます。
- 成人の場合では、ガン(膀胱、乳房、結腸、子宮内膜、食道、腎臓、胃、および肺)の予防に役立ちます。また、認知症(アルツハイマー症を含む)、全死因死亡、心臓病、脳卒中、高血圧、2型糖尿病、うつ病のリスクを軽減します。
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高齢者の場合、転倒や転倒による怪我のリスクを低下します。
全ての年代で、適度な身体活動は体重増加のリスクを減らし、人々が健康的な体重を維持するのに役立っているのです。
健康面の利益を考えた場合、わざわざお金を投資してジムに通うわなくても、普段から早歩き、電車では座らず立っている、駅構内ではエレベーターより階段を使う、自宅で椅子に座っている時間を短くする、などの生活習慣における改善を心掛けるだけで、慢性的な病気のリスクを減らし、長期的に健康的な生活を全うすることが可能になるのです。
よっし!!!
私も座りながら、このブログ書くのをやめて、スタンティングデスクで立ちながら書いてみようかな!!
グリセミック・インデックス(GI値)!? 血糖値で気を付けなければいけないホントのトコロ。
読者のみなさま、こんにちは~!!
私の職場の近くを流れる川沿いには、きれいな桜並木があります。仕事の合間にその桜を見ながら、『日本人だな~、幸せだな~』としみじみ浸っております。
しかし!そんな余韻に浸ってる暇、実は私にはありません。今回も健康や病気についてのブログ、ご紹介していきますね。
先日、グリセミック・インデックスの投稿をしたのですが、皆さん覚えていらっしゃいますか?
実は、このグリセミック・インデックス(GI値)は、糖尿病予防だけでなく、心血管疾患や死亡のリスクの増大にも関与していたのです。
そんな論文を発表したのは、カナダ・トロント大学のDavid J.A. Jenkins氏ら(NEJM誌オンライン版2021年2月24日号掲載)です。
さぁ~、GI値が死亡リスクにまで関連しているとは!?非常に興味深い論文ですね。
ちょっとずつ、その内容を紐解いていきましょう。
研究背景・対象
- この研究の目的はグリセミック・インデックス(GI値)と心血管疾患および全死因死亡との関連について評価すること。
- PURE研究から高所得国4ヵ国(カナダ、スウェーデン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦)、中所得国11ヵ国(アルゼンチン、ブラジル、チリ、中国、コロンビア、イラン、マレーシア、パレスチナ領土、ポーランド、南アフリカ共和国、トルコ)、および低所得国5ヵ国(バングラデシュ、インド、パキスタン、タンザニア、ジンバブエ)のデータを分析評価した。
- 解析には、35~70歳の13万7,851人が含まれた。追跡期間の中央値は9.5年。
- 各国で検証済みの食物摂取頻度調査票を用いて食事摂取量を算出し、7つに分類された炭水化物食品(豆類、でんぷん質食品、野菜、果物、果実飲料、乳製品、砂糖入り飲料)の摂取量に基づいて、GI値およびグリセミック負荷(GL)を推定した。
- 主要評価項目は、主要心血管イベント(心血管死、非致死的心筋梗塞、脳卒中、心不全)または全死因死亡の複合エンドポイントで、GIおよびGLとの関連について多変量Cox frailtyモデルを用いてハザード比(HR)を算出し評価した。
心血管疾患の既往にかかわらず、高GIで心血管イベント/死亡リスクが増大
研究結果
- 主要評価項目の解析対象は11万9,572人で。このうち、死亡が8,780人(心血管死3,229人、非心血管死5,551人)で、8,252人に1つ以上の主要心血管疾患の発生が認められた。
- GIが最も高い群(Q5:中央値91、IQR:90~91)は、最も低い群(Q1:中央値76、IQR:74~78)と比較して、心血管疾患の既往の有無にかかわらず、心血管疾患発症や高GIは、心血管死のリスク増大とも関連していた。
よく私たちが耳にするのは、「糖質量の多い食品は気をつけましょう!」という言葉。でも、今回取り上げたGI値に関する論文は、食後の血糖値を急上昇させるような食品は死亡リスクや心血管疾患発症のリスクを高めるので注意しましょう。という内容でした。
普段、食品に添付されている食品表示を見て、糖質量のチェックをしたりすますが、GIについて明記されてある食品表示は見たことがないですよね!。
健康で長生きするためには、このGI値に注意しながら食事を摂取するのもポイントになります。
それでは、このGI値(グリセミック・インデックス)について、詳しくお話していきますね。
グリセミック・インデックスとは!?
グリセミック・インデックスとは、GI値とも略され、食後血糖値の上昇度を示す指数のことです。つまりこのGI値が高い食材を食べると血糖値が急上昇し、反対にGI値が低い食材を食べると血糖値は緩やかに上昇します。
急激な血統の上昇が糖尿病・肥満を招く
血糖値が上がると、インスリンという血糖を下げるホルモンが分泌されます。このインスリンの分泌が追い付かなくなると、食後しばらく経っても血糖値が下がらず高血糖が続きます。このような血液中の糖濃度が慢性的に高い状態を「糖尿病」と言います。
GI値の高い食品を食べて急激に血糖値が上昇すると、膵臓からインスリンというホルモンが多く分泌されますが、このインスリンは"血糖値を下げる"という働きの他に"脂肪を作る・脂肪の分解を抑制する"という働きがあります。つまり、高GI食品を摂取し、インスリンが多く分泌されると、糖尿病だけでなく、肥満の原因にもなるのです。
ダイエットや糖尿病予防には、食材を選ぶことが重要
血糖値を上げにくい食品(低GI食)には、「肉・魚などのタンパク質」「乳製品」「デンプン質以外の野菜」などが挙げられます。逆に高GIな食品の代表はというと「炭水化物」。ご飯やパン、麺類などの主食と呼ばれる食べ物です。
ただし、炭水化物のなかでも、全粒粉や玄米などは高GI食に含まれませんので、糖質をとる場合には、小麦粉や白米などのように精製されてない食品を摂取することをお勧めします。
GI値の分類
GI値は低・中・高と3つに構成され数値で分類されています。低GI食品とは、一般的にGI値が55以下の食品を指します。
低GI値:55以下 | 中GI値:56~69 | 高GI:70以上 |
食品GI値分類表
低GI(55以下) | 中GI(56~69) | 高GI(70以上) | |
穀類 | そば スパゲッティ 押し麦 春雨 |
玄米 コーンフレーク |
白米 パン 餅 煎餅 粥 赤飯 バターライス |
果物 | りんご イチゴ メロン グレープフルーツ みかん |
パイナップル 柿 ぶどう |
果物ジャム 缶詰 |
野菜 | 葉物野菜 ブロッコリー ピーマン きのこ類 |
さつまいも | じゃがいも 里いも 長いも 人参 |
乳製品 | 牛乳 チーズ ヨーグルト バター |
アイスクリーム | 練乳 |
GI値を上げない工夫
「GI値の低い食事を摂りましょう」と言われても、そんな簡単なものではありません。世の中の“美味しいもの”とは、だいたいGT値が高いんです。
でも、こんな食事の工夫をすれば、高いGIの食事を食べてもGI値を爆上げしなくて済むんです。
GI値を緩やかに挙げるポイントは食事の食べる順番に注意する
食物繊維(野菜、海藻など)➡ タンパク質(豆腐、肉類など)➡ 糖質(炭水化物)
食物繊維を含む食品と一緒に食べることで、他の食品のGI値を下げる効果が期待できます。特に、海藻やきのこ類などに多く含まれる水溶性食物繊維は糖を包み込み、吸収しにくくすることで、血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。食べる順番も野菜などの食物繊維が豊富なものから食べるように心掛けましょう!
さぁ、みんさんも今日からこのGIに着目して食品を選んでみてください。糖質の中でも、高GI値と低GI値があり、精製米、小麦粉(パン)などはGIが高いですね。一方、果物や全粒粉、玄米といった糖質だけでなく繊維質も多く含んでいる食材は血糖値の上昇を穏やかにしてくれるというのがポイントですよ!
参考:ケアネット