中年期女性必見!! 緑茶やコーヒーを飲むと、体脂肪Iが減少して血管年齢が若くなる!?
皆さん、こんにちは(^^)
ダイエット、、、幾つになっても興味ありますよね!
私なんて、年がら年中ダイエットしてますよ…。
ちっとも、痩せませんが。。。
お腹の脂肪減らしたい!
ビキニ着てビーチを駆け回りたい・・・!
そんな、野望丸出しの私から、中年期女性の皆さんに朗報です。
皆さんは、緑茶やコーヒーはお好きですか?
コーヒーは苦手と言う方でも、緑茶なら毎日飲んでいる!
という方も多いのではないかと思います。
今回取り上げる論文は、コーヒーや緑茶の摂取量によってBMIや体脂肪がどう変化するか?に着眼した内容で、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科茨城県地域産科婦人科学講座の寺内公一氏らが研究を行い、「Nutrients」5月11日オンライン版に掲載されました。
コーヒーや緑茶の摂取量が多い中年期の女性は、BMIや体脂肪が低い!?しかも、血管年齢も若くなる!!
コーヒーや緑茶の摂取量が多いと、心血管疾患のリスクが低くなるということは、既に報告されています。また巷では「カテキン成分が脂肪の蓄積を抑える」と言われており、CMや広告などでもこぞってアピールしていますよね?
でも、本当のところ、、、どうなんだろう…。
科学的根拠はあるのか??と疑問に思われた方も多いはず。
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科茨城県地域産科婦人科学講座の寺内公一氏らは、緑茶やコーヒー摂取量と、体脂肪、BMI、血管年齢は逆相関しているという事を科学的に証明したらしいのです。
研究背景・内容
- 対象者は:40~65歳の更年期症状のある女性232人(平均年齢51.6±5.0歳)。コーヒーや緑茶の摂取量はアンケートから把握し、全体を以下の4群に分類した。
- 対象群:コーヒーおよび緑茶の摂取量がいずれも1日1杯未満(16.8%)
- コーヒー群:コーヒーは1日1杯以上で緑茶は1杯未満(20.3%)
- 緑茶群:コーヒーは1日1杯未満で緑茶は1日1杯以上(32.8%)
- コーヒー+緑茶群:コーヒーと緑茶ともに1日1杯以上(30.2%)
- 動脈硬化の進行レベルは、血管の柔軟性の指標の一つである「CAVI」(数値が大きいほど血管柔軟性が低い)で評価した。
研究結果
- 年齢、月経の有無(閉経前/閉経期/閉経後)、喫煙・飲酒・運動習慣、エネルギー摂取量で調整の上、対照群を基準として各群のBMI25以上の割合を比較すると、コーヒー群はオッズ比(OR)0.14(95%信頼区間0.05~0.46)、コーヒー+緑茶群はOR0.15(0.05~0.50)であり、有意な負の相関が認められた。緑茶群はOR0.38(0.12~1.18)で、有意でなかった。
- 体脂肪率30%以上の割合は、コーヒー群はOR0.33(0.14~0.82)、緑茶群はOR0.36(0.14~0.96)、コーヒー+緑茶群はOR0.30(0.12~0.74)であり、いずれも有意な負の相関が認められた。
- CAVI8.0以上の割合は、同順にOR0.37(0.05~2.53)、0.11(0.01~2.27)、0.05(0.003~0.743)であり、コーヒー+緑茶群のみ有意な負の相関が認められた。
まとめ
今回の研究結果をまとめると、閉経前後の日本人女性では、毎日のコーヒーや緑茶の摂取量とBMIおよび体脂肪が逆相関していることが分かりました。
つまり、コーヒーや緑茶を多く飲む人ほど、BMIや体脂肪が低いというわけです。
さらに、コーヒーや緑茶の摂取は体型維持だけでなく、血管年齢も若くなるということが分かりました。女性の健康維持や動脈硬化予防にも役立つ可能性があるということを示唆しています。
ただしコーヒーも緑茶も飲みすぎには注意です!!
緑茶やコーヒーは、飲みすぎると健康被害を引き起こすことも知られています。
コーヒーの場合、カフェインの摂りすぎによる睡眠障害、クロロゲン(コーヒーポリフェノール)が胃粘膜を荒らすともいわれているんですよ。
また、緑茶の飲みすぎは、コーヒーと同様カフェインの摂取過多による睡眠障害、タンニン摂取過多による貧血、シュウ酸の摂取過多による腎結石・尿管結石の危険性もあると言われています。
健康に良いからといって、コーヒーや緑茶を1日20杯も飲むのはかえって、健康を害するリスクもあるので注意してくださいね。
1日に摂取する目安は、コーヒーなら1日3杯程度(コーヒーカップ)、緑茶なら一日10杯(湯呑)がいいそうですよ。