心筋梗塞の再発リスクの原因はお腹周りの脂肪!?
みなさん、こんにちは(^^)
お腹の脂肪、気になりませんか?
つまんでみてください。
やだ、、、私つまめる。。。そろそろ、筋トレしなきゃいけないかな・・・。
コロナの自粛規制が続いたし、、、しょうがないよね。
あーーー、でも運動って面倒くさい。この年になると食事制限だけで何とかしよう!と思っても、無理ですね。
やっぱり、運動か・・・。
鏡に映る自分の身体を見るのが、お化けより恐ろしいと感じる、今日この頃です。
今回は、お腹の脂肪と心筋梗塞の発症(再発)の関係についてお話していこうと思います。
今回取り上げる論文は「European Journal of Preventive Cardiology」という雑誌から。
この論文には、『一度心筋梗塞を発症した患者は、腹部の脂肪が多いと、再度心筋梗塞を起こしやすい』という研究結果が報告されているんです。
お腹周りの脂肪が多いと、心筋梗塞を起こしやすい!?
これまでの研究結果では、腹部肥満により初回の心筋梗塞リスクが上昇することはこれまでの研究で明らかにされていました。しかし、今回の研究では、腹部肥満が人生で2度目の心筋梗塞発症リスクも高まることが示されたのです。
研究論文の著者であるカロリンスカ大学病院(スウェーデン)のHanieh Mohammadi氏は、お薬をちゃんと飲んでいても、あるいは血液検査の結果が正常範囲内であったとしても、大切なのは、
心筋梗塞や脳卒中の予防のためには、標準的な腹囲を維持することが重要
だと述べているんです。
標準ってことは、、、
細すぎてもいけないってことか・・・!?
研究背景・研究内容
- 研究対象としたのは、初回の心筋梗塞を起こしたスウェーデンの患者2万2,882人(男性1万6,950人、女性5,932人)
- 追跡調査内容は、腹部肥満と心血管イベント再発との関連(追跡期間の中央値は3.8年)。
- 心血管イベントとは、致死的・非致死的な心筋梗塞や脳卒中など動脈血栓により引き起こされたものとし、また、腹部肥満は、腹囲が男性では94cm以上、女性では80cm以上と定義した。
- 対象者の大半(男性の78%、女性の88%)は、腹部肥満であった。
研究結果
- 腹部肥満は、喫煙、糖尿病、高血圧、コレステロール、BMIといった他のリスク因子と関わりなく、致死的・非致死的な心筋梗塞や脳卒中と独立して関連することが明らかであった。
- 心筋梗塞の再発リスクは、女性よりも男性で高かった。
心筋梗塞の再発リスクは、腹部肥満の男性ほど高い!
この研究結果では、女性の参加人数が少なかったので確実な事は言えないのですが、
女性の方が心筋梗塞の再発が低い理由として、
女性の腹部肥満は皮下脂肪である可能性が高く、男性の場合の腹部肥満は内臓脂肪であるという可能性が高い
という事が考えられます。
また、この研究で興味深いことは、“心筋梗塞の再発リスクは、腹部肥満自体が独立した因子”という点です。つまり、腹部肥満であるかそうでないかで心筋梗塞の再発リスクの可能性が想定できるという事なのです。
もちろん、腹部肥満が危険であるのは、高血圧、高血糖、糖尿病、コレステロール値の上昇などが動脈血栓を促進させる症状に関連するためだと考えられますが、腹部肥満自体が心筋梗塞の再発と関連しているという事は、非常に面白い研究結果です。
この研究を指示したMohammadi氏は、「腹部肥満にはまだ知られていない有害なメカニズムが存在する可能性があるということだ」と指摘しています。
心筋梗塞の発症リスクである、腹部肥満を撃退して標準的な腹囲を維持するには!?
腹部肥満への対処法は
- 健康的でバランスのとれた食事
- 定期的な運動
- 病院など臨床現場での腹囲の測定
- 皮下脂肪か内臓脂肪かの特定
です。
が、皆さんの心の声が私には聞こえます・・・
運動が大切なのは十も承知だ!!そんなの、分かってる、今更言われたくない!
「運動しろ!運動しろ!」って言われてるけど、
でも、続かないんだから仕方ない。
そりゃ、そうですよね、、、私も続きません。
っということで、次回は、
① 意思に頼らないで運動する方法と、腹囲肥満解消するトレーニング内容
② 腹囲肥満が内臓脂肪なのか、皮下脂肪なのか?という脂肪の質を特定する方法
をご紹介しますね!
また、マイケルゆみこのブログでお会いしましょう!(^^)!