結婚のすすめ! ~結婚で寿命が延びる!?~
結婚すると健康になる!?
皆さん、こんにちは(^^)
健康と美の伝道師、ゆみこっぷです。
失礼ですが、、、いきなり質問。
皆さん、結婚していますか? それとも、結婚は後回し・・・シングルライフをエンジョイしていますか? 離婚の経験や、伴侶とお別れした経験がある方も多いと思います。
人によって、結婚に対する価値観は、様々であると思います。
しかし、『結婚しているかorしていないか』が、健康や寿命に影響を与えていたら、結婚に対する考え方が、変わるのではないでしょうか??
科学的根拠から言いますと、
健康で長生きするためには、結婚がベストです!!
実は以前より、結婚は健康に良い影響を与えることが様々な研究で明らかにされていまいた。しかも、『結婚が、心筋梗塞や脳卒中といった心血管疾患を予防する効果がある』ということを示唆する研究結果が2018年6月に発表されました。
結婚が健康に及ぼす科学的根拠
「結婚が病気や寿命にどのような影響を与えるか」という解析を行ったのは、英キール大学プライマリケア・健康科学研究所のMamas Mamas氏らの研究班です。彼らは、今回、1963~2015年の53年間に発表された、婚姻状況と心血管疾患リスクとの関連を評価した34件の研究を抽出し、アジアや欧州、中東、北米、スカンジナビアにおける42~77歳の男女計200万人を超えるデータを用いてメタ解析を実施しました。
その結果、
- 結婚している人と比べ、結婚歴がない人や離婚または死別により独身となった人では心血管疾患リスクは42%、冠動脈疾患リスクは16%高い。
- 結婚している人と比べ、結婚歴がない人や離婚または死別により独身となった人では、冠動脈疾患による死亡リスクは43%、脳卒中による死亡リスクは55%高い
- 男女ともに離婚した人は冠動脈疾患リスクが35%高く、配偶者と死別した人は脳卒中リスクが16%高いことも分かりました。
- 心筋梗塞後に死亡するリスクは、結婚している人に比べて独身の人で42%高かった。
という事が、明らかになりました。
この研究結果は、「婚姻状況が、心臓病や脳卒中、これらの疾患による死亡の独立したリスク因子である可能性ある」ことを示唆しています。
ただし、この研究では、婚姻状況と健康の因果関係は明らかにしていません。
婚姻状況そのものが健康に対するリスク因子であるのか、検討していく必要はあると思います。
どうして結婚が健康に有益なのか?
ここで言う、『結婚』とは、『結婚という事実より、パートナーがいる』という状況が、心臓病、脳卒中、心血管疾患による疾病、死亡リスクを軽減しているという事ではないかと思います。
考えれられる要因としては、
- 健康面で問題が生じた場合、パートナーがいると早期発見や早期治療につながりやすい。
- パートナーがいるため、健康でいよう!というモチベーションが上がり、積極的に検診や検査を受ける傾向にある。
- 結婚していると、治療に積極的で内服(お薬)を遵守できる。
- 結婚していた方が経済的に安定し、心身が健康で幸福な状態にある可能性が高い
- 結婚していると、交友関係が広くなり、これらが結果的に健康に好ましい効果をもたらしている可能性がある。
- ダイエットや喫煙に関して、パートナーから指摘を受けるため、食生活の改善やや禁煙に取り組みやすい。
などが挙げられます。
まとめ
シングルライフは楽しいですよね~!
束縛されるものもないし、自由に時間やお金を使うことが出来る!!好きな時に寝て、起きて、好きなテレビを見て、好きな食事を食べて・・・。
けれども、そういった自由が、寿命や健康面にはマイナスに働いているのかもしれません。
確かに一人でいるより誰かと一緒にいたほうが、健康や食生活に気を遣う傾向は強いと思います。「健康でいよう!」と、モチベーションが高くなります。
私が医療機関で働いていて、たびたび遭遇する事があります。『孤独死』という現実です。
もし倒れた時に自宅に誰かがいて、救急要請していたら、、、命は救われたかもしれません・・・。
健康でいるためには、結婚という法律上の関係でなく、パートナーがいることが大切なんだと思のです。例えば、結婚状態が破綻していた場合、相手の健康状態がどうであるかなんて興味がありませんし、相手の身体の変化に気付くことは出来ないと思います・・・。
健康で長生きしたいなら、結婚、もしくはパートナーがいたほうが良いですよ! 結婚をあきらめる事は、自分の健康を脅かしていることと一緒かも・・・。
素敵なパートナーがいる生活が心身ともに幸せになる秘訣なのかもしれませんね♡
原著論文はこちら
Wong CW, et al. Heart. 2018 Jun 19.
提供元:HealthDay News