「食品添加物」表示で心疾患や糖尿病が大幅減の可能性
スーパーやネットで食品を買う時、皆さん何を見てますか?
カロリー? 炭水化物量? 糖質? 蛋白質量?
栄養成分表を確認している方は少なからずいると思いますが。。。
他に、チェックしているものありますか??
健康志向が強い昨今、“糖質制限食”、“地中海食”、‟低脂肪食” など、様々な食事法を試されている方も多いと思いますが、、、
ちょっと待った~~~!!!
その食事法を実践する前に、購入する食品の食品添加物について確認したほうが、よっぽど健康への近道になるかもしれませんよ!
今や、ファストフードやスナック菓子、ベーコンやウインナーの精製肉、そしてコンビニで売っているおにぎりや、パック詰めされた生野菜にまで食品添加物が入っている時代です。私たちの食生活と添加物とは密接につながっているのです。
その効果を、米タフツ大学栄養科学政策学部のRenata Micha氏らが試算したところ、この改正により、2018年から2037年にかけて35万件以上の心血管疾患と約60万件の2型糖尿病を予防できる可能性が示されたのです。*1
この報告では、米国成人の添加糖分の摂取量は1日当たりの総カロリー摂取量の15%以上を占め、推奨レベルの10%未満を上回るとされている。FDAが改正した栄養成分表示では、「総炭水化物」の欄に食品そのものに含まれる糖分に加えて、加工の過程で添加される糖分を明示することとされました。新たな表示では、消費者に分かりやすいように、さまざまな糖類の添加糖分の合計グラム数と平均的な1日の総カロリー摂取量に占める比率が記載されています。
この報告では、米国成人の添加糖分の摂取量は1日当たりの総カロリー摂取量の15%以上を占め、推奨レベルの10%未満を上回るとされている。FDAが改正した栄養成分表示では、「総炭水化物」の欄に食品そのものに含まれる糖分に加えて、加工の過程で添加される糖分を明示することとされました。新たな表示では、消費者に分かりやすいように、さまざまな糖類の添加糖分の合計グラム数と平均的な1日の総カロリー摂取量に占める比率が記載されています。
『添加糖分』表記で心疾患、糖尿病の予防につながる!
この研究を分析したところ、この栄養成分表示の改正が実施されれば、消費者の食品の選び方に変化が生じ、さらには医療費の削減、生産性や社会的コストの削減につながる可能性が示唆されたのです。
- 心疾患疾患の予防(今後20年間で35万4,400件の予防につながる)
- 2型糖尿病の予防(今後20年間で59万9,300件の予防につながる)
- 医療費の削減(米国では医療費が310億ドル(約3兆4000億円))
- 生産性やその他の社会的コストの削減(619億ドル(約6兆9000億円)の削減)
さらに食品に添加する砂糖の量を削減すると、どうなるか!?
たとえ一部であっても添加されている砂糖の量を削減するだけで、今後20年間で70万8,800件の心血管疾患と約120万件の2型糖尿病を予防できると試算されたのです。
先行研究では、栄養成分表示を見直すと、消費者が賢く食品を選ぶようになることが報告されている。例えば、トランス脂肪酸の成分表示が義務付けられた後には、トランス脂肪酸を多く含む食品の売り上げは減少し、食品業界も使用を控えるようになったといいます。
トランス脂肪酸とは
食品添加物や加糖食品が健康に良くない・・・。とは分かっていても、誘惑に弱い私は、「ちょっとだけなら、、、まぁ、いっか~」と言いつつ、、、気付いたらスナック菓子を一袋食べていた(汗)なんて事、よくあります。
でも、お菓子の袋に『赤色三号』とか『タール色素』と表記されていたら、さすがに「え・・・!?怪しいな・・・」となります。こういった人間の意識に働きがけをした動きはとても効果があるという事が、今回の研究で判明したのではないでしょうか?
*1:Circulation4月15日オンライン版